「大腸カメラって何歳から受けるべき?」タイミングを迷っている方へ

「まだ若いから大丈夫ですよね?」
「症状がないのに受ける必要ありますか?」
「何歳くらいから考えればいいんでしょうか?」

大腸カメラについて、この“タイミング”のご相談はとても多いです。

実際のところ、
“受けるべき年齢”は一律ではありません。

ただし、「目安」や「考え方」はあります。

今回は、大腸カメラを受けるタイミングについて、患者さんの視点で分かりやすくお話しします。


■まず結論から

ひとつの目安としては

40歳を過ぎたら一度は検討する価値があります。

これはなぜかというと、

・大腸ポリープが増えてくる
・大腸がんのリスクが上がってくる

という変化が、このあたりから徐々に見られるためです。


■症状がなくても受ける意味はある?

ここがとても大事なポイントです。

結論としては、

症状がなくても受ける意味は十分にあります。

むしろ、

・症状が出る前
・違和感もない段階

で受けることに大きな価値があります。


■なぜなら「ポリープは無症状だから」

大腸カメラの最大の目的のひとつは

ポリープの発見と切除です。

ただ、このポリープは

・痛みがない
・出血もしないことが多い
・自覚症状がほぼない

つまり、

気づかないまま大きくなる可能性があるということです。


■ポリープとがんの関係

多くの大腸がんは、

ポリープ → がん

という流れで発生します。

そのため、

・小さいうちに見つける
・その場で切除する

ことで、

がんそのものを予防できるのが大腸カメラです。


■「まだ大丈夫」と思っている間に進むこともある

よくあるのが、

「症状がないから様子を見ていた」
というケースです。

しかし実際には、

・気づいたときにはポリープが大きくなっていた
・出血して初めて見つかった

ということも珍しくありません。


■こんな方は年齢に関係なく検討を

以下に当てはまる方は、年齢に関わらず一度検査を考えてみてください。

・血便がある
・便秘や下痢が続く
・便が細くなった
・お腹の張りが気になる
・家族に大腸がんの方がいる

こういったサインは、

体からのメッセージである可能性があります。


■「まだ若いのに受けるのは大げさ?」という疑問

これもよくあるご相談です。

確かに、若い方ではリスクは比較的低いです。

ただし、

・ゼロではない
・早期に見つかるほど負担は少ない

という点を考えると、

「気になる症状がある」場合には、年齢だけで判断しないことが大切です。


■検査のハードルについて

「必要なのは分かるけど、ハードルが高い」

この気持ちもよく分かります。

特に

・下剤が大変そう
・痛そう
・恥ずかしい

といった不安は多いです。

ただ現在は

・下剤の工夫
・鎮静剤の使用
・プライバシーへの配慮

などにより、以前よりずっと受けやすくなっています。


■一度受けると、その後の見通しが立つ

大腸カメラの良いところは、

一度受けると次のタイミングが分かることです。

・異常なし → 定期的な大腸がん検診でOK
・ポリープあり → 個数や悪性度によって1年〜5年の間で定期検査が必要

というように、

“これからどうするか”が明確になります。


■「いつか受けよう」と思っている方へ

多くの方が

「そのうち受けよう」
と思いながら、なかなかタイミングが来ないまま過ごされています。

ただ、その“いつか”は

自分で決めない限り来ないです。


■ほんの一歩で変わること

大腸カメラは

・少し準備が必要
・少し勇気がいる

検査です。

ただその一歩で

・将来の安心
・リスクの軽減
・早期発見

につながります。


■実際に受けた方の声

検査後に多いのは

「思っていたより大変じゃなかった」
「もっと早く受ければよかった」

という言葉です。

受ける前の不安と、受けた後の安心は、想像以上に差があります。


■最後に

大腸カメラを受けるタイミングに、絶対の正解はありません。

ただ、

・40歳を過ぎたら一度検討する
・症状があれば年齢に関係なく受ける

この2つは大切な考え方です。

そして何より、

「気になっている」という気持ち自体がサインです。

当院では

・不安を丁寧に伺うこと
・無理のない検査提案
・できるだけ負担を減らす工夫

を大切にしています。

「まだ早いかな」
と思っている段階でも大丈夫です。

まずは一度、ご相談ください。

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<監修>

イチ*ビル消化器内科クリニック 院長

消化器病・消化器内視鏡専門医

三浦 昂