「大腸カメラってやっぱり痛いですか?」
これは外来で本当によくいただく質問です。
・昔つらかったという話を聞いた
・ネットで怖い体験談を見た
・なんとなく痛そうなイメージがある
こうした情報が重なって、「できれば避けたい検査」になってしまっている方も多い印象です。
ただ、結論からお伝えすると
今の大腸カメラは“工夫次第でかなり楽に受けられる検査”です。
今回は「痛み」にフォーカスして、できるだけ正直に、そして分かりやすくお話しします。
■そもそもなぜ痛みが出るのか?
大腸カメラで痛みを感じる主な理由は
・腸が引き伸ばされる
・カメラが腸の曲がっている部分を通過する
・空気で腸を膨らませる
といった要素があります。
特に大腸はカーブが多く、人によって形も違います。
そのため、
体の構造的に痛みが出やすい方がいるのも事実です。
■「痛い検査」と言われていた時代との違い
ここはとても大事なポイントです。
大腸カメラが「痛い」と言われていた背景には
・内視鏡の性能
・技術の差
・鎮静の普及不足
といった要因がありました。
現在は
・スコープの細径化
・挿入技術の向上
・鎮静剤の適切な使用
によって、状況は大きく変わっています。
つまり、
昔のイメージのままで止まっている方が多いというのが実際のところです。

■痛みを減らすための具体的な方法
では、どうすれば楽に受けられるのか。
主なポイントは3つです。
①鎮静剤を使う
もっとも大きな違いを感じるのがこれです。
ウトウトした状態で検査を行うことで
・痛みを感じにくい
・不安が減る
・体の力が抜ける
という効果があります。
実際には
「気づいたら終わっていた」
とおっしゃる方がほとんどです。
②経験のある医師による挿入
大腸カメラは、同じ機械を使っても
誰が行うかで負担が変わる検査です。
・無理に押し込まない
・腸を伸ばさない挿入
・適切な空気量の調整
こうした積み重ねが、痛みの差につながります。
内視鏡技術の資格などはありませんが、技術のある医師を見つけるポイントとして、
・消化器内視鏡専門医を持っている
・大学病院や地域の大きい病院で「消化器内科医」として長年研鑽を積んでいる
上記を確認してもらうと、技術のある医師に当たる確率が増えると思います。
③腸の状態を整える(前処置)
意外と見落とされがちですが、
前処置(下剤による腸の洗浄)がしっかりできていると
・スムーズに進む
・余計な操作が減る
・結果的に痛みが少ない
というメリットがあります。
■「痛くなる人」の特徴はある?
傾向としては
・やせ型、肥満の方
・腹部手術歴がある方
・腸が長い方
などは、やや難易度が上がることがあります。
ただし、これも
適切な方法を選べば十分対応可能です。
必要以上に不安になる必要はありません。
■実際に受けた方の感想
検査後によくいただく言葉は
「思ったより全然楽だった」
「これならもっと早く受ければよかった」
というものです。
もちろん個人差はありますが、
「想像していたほどではなかった」という方が圧倒的に多い印象です。
■それでも不安な方へ
ここまで読んでも
「やっぱり怖い」
と感じる方もいると思います。
その気持ちはとても自然です。
大切なのは、
その不安を我慢したまま受けることではなく、きちんと共有することです。
・どのくらい不安なのか
・過去にどんな経験があるのか
これを事前に教えていただければ、
・鎮静の調整
・方法の工夫
など、できる対応があります。
■大腸カメラは「怖い検査」ではなく「防げる検査」
もうひとつ大事な視点があります。
大腸カメラは
・ポリープを見つける
・その場で切除する
ことができます。
つまり
大腸がんを“未然に防ぐ”ことができる検査です。
単なる検査ではなく、予防の役割を持っています。
■「痛そうだからやらない」の先にあるもの
もし不安だけで検査を先延ばしにしてしまうと
・ポリープが大きくなる
・症状が出てから見つかる
・治療が大がかりになる
といった可能性もあります。
実際に、
「もっと早く受けていればよかった」
とおっしゃる方も少なくありません。
■最後に
大腸カメラに対する「痛い」というイメージは、完全に間違いではありません。
ただしそれは、
適切な方法が選ばれていない場合の話です。
現在は
・鎮静剤
・技術
・機器
の進歩によって、
できるだけ負担を減らすことが可能になっています。
当院では
・苦痛を最小限にする工夫
・丁寧な事前説明
・不安に寄り添う対応
を大切にしています。
「怖いから迷っている」
その段階でも大丈夫です。
まずは一度、ご相談ください。
皆さんにとって無理のない方法を一緒に考え、
安心して検査を受けていただけるようサポートいたします。
↓当院の予約はこちらから
↓↓合わせて読む
<監修>

イチ*ビル消化器内科クリニック 院長
消化器病・消化器内視鏡専門医
三浦 昂

